2018年04月18日

FP1級通信添削.10:不動産所得に関する問題

私から問題をお出ししますので、皆様からの積極的に解答をお待ちしています!
翌週に、皆様から頂いた解答をご紹介し、ご質問にもお答えしながら、正解と
解説をお届けします。
ラジオの読者投稿コーナーのような感じで、楽しみながら勉強しましょう!

CFP試験にも対応していますので、CFPを目指す方もご活用くださいね。
それでは、本日のお題となる問題は、こちらです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    2018年1月 FP技能士1級学科 基礎編 問25(一部改題)
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一般個人から次の質問をうけたとき、あなたがFPの立場になったつもりで、回答してください。


1) 広告のため、土地、家屋の屋上または側面、塀等を使用させる場合の所得は、どの種類の所得に該当しますか?


2) 「広告のため、土地、家屋の屋上または側面、塀等を使用させる場合」の具体例を、いくつか教えて下さい。


3) 不動産の貸付けとともに、下宿等のように食事を供する場合の所得は、どの種類の所得に該当しますか?


4) 不動産所得を生ずべき業務を行い、青色申告書を提出している個人事業主が、生計を一にする配偶者に労務の対価として適正な金額の給与を支払った場合、青色事業専従者給与として必要経費に算入することができますか?



【皆様からの質問、FP体験談、雑談など一言メッセージ(任意回答・何でもOK!)】



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(問題ここまで)━━━

今回は、過去問をアレンジして、論述方式の問題にしてみました。
自分で説明ができるということは、それだけ深く理解が伴っているということでもありますから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

来週に私からお送りする解答には、補足解説も付け加えて皆様の受験の後押しをしますので、積極的な回答をお待ちしています!


【解答方法】
■メールマガジンをお読みの方:
このメールに返信のうえ、上記の問題文中に解答を記入して送信して下さい。
メールの返信ボタンを押すと、メールの宛先が publisher.mag2.com のドメインになっている場合があります。
それでも、私のところにメールが届きますのでご安心ください。

■ブログ、facebook、ツイッターなどでこの問題をご覧の方:
お手数ですが、当勉強会の公式サイトのお問い合わせページから、メールで解答をお送りください。
メール本文に、上記問題文と解答をご記入の上、ご送信ください。
お問い合わせページ:https://money-study.net/contact.htm


皆様からの解答は、次の日曜日の23:59まで受付します。
解答とお返事の配信は、次の火曜日を予定しています。
もし分からない問題があっても、がんばって調べて答えを出してみましょう!
メールでいただいた皆様からの解答には、直接のお返事は差し上げませんが、
次回のメールマガジンにて解答、お返事を差し上げてます。



それでは、皆様からの積極的な解答を、お待ちしています!
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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●5/13(日) FP技能士2級 頻出重要ポイント&難問対策総仕上げ勉強会
1級/CFPの方にとっては、確実に得点すべき基礎固めチェックができます!

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試験勉強で得た知識を発揮し、FPの実務力を高める内容を扱っています。
FPの方、FPを目指す方が集まる懇親会もあります。
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2018年04月17日

FP1級通信添削.9の解答解説:信託商品に関する問題

前回の、FP1級通信添削の解答・解説をお届けします。

今回は、一般の人にはまだまだなじみが薄い、信託商品に関する問題でした。
皆様からお送りいただいた回答内容を踏まえて、解答と解説をお送りします。


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    2018年1月 FP技能士1級学科 基礎編 問17(一部改題)
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各種信託商品の一般的な特徴に関する次の記述において、適切か不適切かを
答えなさい。
さらに、それぞれの信託商品が、誰のために、どんな課題を解決するために
用意されたものなのか、あなたがFPになったつもりで簡単に説明してください。


1) 暦年贈与信託は、信託設定時に委託者と受益者の意思確認が行われ、
毎年のあらかじめ決められた日に、自動的に受託者が受益者に一定額を
振込送金する信託である。


■お送りいただいた解答

不適切:親や祖父母等(委託者)が、信託銀行に金銭等を信託し、毎年一定額を
子や孫(受益者)に贈与する信託商品で、毎年贈与の契約を締結して、贈与税の
基礎控除110万円までを非課税とする信託商品である。
注意する点は、毎年委託者と受益者の贈与の意思が確認されてから指定の金額を
送金する点である。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━

ご解答ありがとうございました。
暦年贈与信託についての基本的なご説明もいただきました。

そもそもこの選択肢誤りですが、「あらかじめ決められた日に、自動的に」という箇所が誤りです。
贈与の都度、贈与金額や贈与の時期を、贈与者と受贈者とで決定し、契約書に記載していく手続き内容となっているためです。
暦年贈与信託は、連年贈与契約に該当しないよう、顧客にアドバイスをして運用するのが通常です。

暦年贈与信託のメリットは、1回1回贈与があったことを客観的な証拠として残せること、金融機関からの連絡をもらったりアドバイスをもらいながら、毎年の確実な贈与を行えること、相続税対策に使えること、などがありますね。

なお、贈与税の非課税額が110万円であるため、贈与額を110万円までに抑える方が多いようです。
しかし信託制度としては、110万円以上の贈与も可能となっています。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1) 暦年贈与信託は、信託設定時に委託者と受益者の意思確認が行われ、
毎年のあらかじめ決められた日に、自動的に受託者が受益者に一定額を
振込送金する信託である。


■お送りいただいた解答

不適切:これは贈与を受ける受益者の事務負担軽減のために設けられているが、
受取方法は振込みに限らない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━

回答ありがとうございます。

「受取方法は振込みに限らない」とありますが、暦年贈与信託は金銭信託の一種であるため、銀行口座を用いて送金することを前提とした仕組みとなっています。
私も各銀行の暦年贈与信託商品を調べてみましたが、振込以外の方法で贈与もできると説明されているものは見つけられませんでした。
(実際にはもしかしたら存在するかもしれませんが、金融機関に個別に問い合わせるところまでは行っていません)




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3) 特定贈与信託は、委託者が拠出する信託財産について、受益者が特別
障害者の場合は8,000万円、特別障害者以外の特定障害者の場合は5,000万円を
限度に贈与税が非課税とされる。


■お送りいただいた解答

不適切:特定贈与信託は特定障害者の生活を安定を目的とする信託商品である。
受益者が特別障害者の場合は6,000万円、特別障害者以外の特定障害者の
場合は3,000万円を限度として贈与税が非課税となる。


■お送りいただいた解答

不適切:非課税限度額が異なる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━

回答ありがとうございました。
この選択肢は、非課税制度の金額に誤りがある記述でした。
正しい非課税額は、解説していただいたとおり下記の金額です。

・特別障害者の場合は6,000万円
・特別障害者以外の特定障害者の場合は3,000万円

この特定贈与信託は、障害者の方がその後の生活を安定的に送ることを目的とした制度です。
障害者の子を持つ親が、この信託制度を利用するケースが代表的活用事例として挙げられています。

親が生きていれば、障害を持つ子の面倒をみることができますが、親が亡くなってしまったら、子は親に頼らず生計を立てていかなければなりません。
その財産を、親が生前に信託財産というかたちで贈与をし、親が亡くなったら金融機関から生活費を子に送金して、安定した家計管理を実現できるのがメリットとなる制度です。




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4) 後見制度支援信託は、被後見人の生活の安定に資することを目的に
設定される信託であり、信託財産は金銭に限定されている。


■お送りいただいた解答

適切:記述の通り。信託財産の払い戻しや解約をする場合は家庭裁判所が
発行する指示書が必要となる。


■お送りいただいた解答
不適切:信託財産は金銭に限定されない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━

回答ありがとうございました。
答えがお二人で別れましたが、この選択肢の記述は適切であり、この文章の通りの説明で正しいです。

回答のポイントとなるのは、「信託財産は金銭に限定されている」という部分です。
金銭以外の信託財産は認められていません。
有価証券や不動産を直接信託財産とすることはできませんが、それを売却して現金化すれば、それを信託財産とすることはできます。

この後見制度支援信託は、判断能力が衰えてしまった被後見人が安定的に生活し続けられるよう、信託財産を金融機関が保護・管理してくれるのがメリットの制度です。




今回は3つの信託商品に関する問題を扱いましたが、本問で紹介されたもの以外にも信託商品には様々なものがあります。
それぞれの信託商品で、信託財産として「金銭のみが認められているもの」と「金銭以外も認められているもの」とがあります。

本問の暦年贈与信託と後見制度支援信託は、金銭のみが信託財産として認められています。
しかし特定贈与信託は、金銭以外に有価証券や換金性の高い不動産が、信託財産として認められています。
細かいところではありますが、商品ごとの違いも含めて、理解しておきましょう。




では最後に、いただいた一言コメントもご紹介します。

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私自身、この問題は試験本番では不正解でした(3を選択)。
手持ちのテキスト(オーム社)に載っていない問題でしたので、
色々調べて解答しました。 よろしくお願いいたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━

調べていただきながら、回答をお送りいただきありがとうございました。
テキストに載っていない問題が続々と出題されるのが、FP1級学科試験の特徴でもあります。

分からない問題だったとしても、自分で調べることで多くのことを学べます。
例えば本問の信託商品については、各銀行のインターネットサイトを見れば、信託商品について詳しく説明しているページが見つかりますよ。
その記述内容が、試験対策に有益な知識となります。

なんといっても、自分で一生懸命調べたことは、記憶に残りやすいものです。
単に私の解答を読むだけよりも、自ら答えを探す活動のほうに、多くの学びと価値があります。

テキスト以外も活用して幅広くお金の学習をつづけていくことが、FP1級を乗り越える力に変わっていきますよ!
皆さんも、ぜひこの姿勢を持ちながら、この通信添削企画にお付き合いいただけると嬉しいです!

次回の問題は、明日に配信しますので、お楽しみに!
 

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■ 今後の勉強会の開催予定
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1級/CFPの方にとっては、確実に得点すべき基礎固めチェックができます!

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2018年04月14日

1級合格ガイダンス会に参加された学科合格者が、全員実技試験にも合格しました!

みなさま、こんにちは。
FP技能士1級合格勉強会運営スタッフ(公式サイト管理人)の佐藤です。

昨年12月に、FP1級学科の合格ガイダンス会を初めて行いました。
その時に4名の1級学科合格者の方から、パネルディスカッションで合格までの苦労や努力、具体的な学習法についてお話をいただきました。

その4名の1級学科合格者の方が、全員2月の実技試験を受験され、全員合格されたとご連絡をいただきました。
これで4人の皆さん、晴れて正式にFP1級技能士ですね!
おめでとうございます!

この4人の方は、ガイダンス会で意気投合されて、すっかり仲良くなられているようです♪
みなさんも、これに続いて学科試験を合格し、そして実技試験も合格していきましょう!

 
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2018年04月11日

FP1級通信添削.9:信託商品について知っていますか?

毎週恒例の、FP1級学科試験の通信添削です。

私から問題をお出ししますので、皆様からの積極的に解答をお待ちしています!
翌週に、皆様から頂いた解答をご紹介し、ご質問にもお答えしながら、正解と
解説をお届けします。
ラジオの読者投稿コーナーのような感じで、楽しみながら勉強しましょう!

CFP試験にも対応していますので、CFPを目指す方もご活用くださいね。
それでは、本日のお題となる問題は、こちらです。

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    2018年1月 FP技能士1級学科 基礎編 問17(一部改題)
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各種信託商品の一般的な特徴に関する次の記述において、適切か不適切かを答えなさい。
さらに、それぞれの信託商品が、誰のために、どんな課題を解決するために用意されたものなのか、あなたがFPになったつもりで簡単に説明してください。


1) 暦年贈与信託は、信託設定時に委託者と受益者の意思確認が行われ、毎年のあらかじめ決められた日に、自動的に受託者が受益者に一定額を振込送金する信託である。



3) 特定贈与信託は、委託者が拠出する信託財産について、受益者が特別障害者の場合は8,000万円、特別障害者以外の特定障害者の場合は5,000万円を限度に贈与税が非課税とされる。



4) 後見制度支援信託は、被後見人の生活の安定に資することを目的に設定される信託であり、信託財産は金銭に限定されている。




【皆様からの質問、FP体験談、雑談など一言メッセージ(任意回答・何でもOK!)】



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(問題ここまで)━━━

今回は正誤問題に加えて、FP視点で簡単な説明を求める論述問題を付属しました。
これらの信託商品が活用されている事例をイメージして、答えてみて下さいね。
分からない場合は、自分なりに調べてみて回答をまとめ上げましょう!

来週に私からお送りする解答には、補足解説も付け加えて皆様の受験の後押しをしますので、積極的な回答をお待ちしています!


【解答方法】
■メールマガジンをお読みの方:
このメールに返信のうえ、上記の問題文中に解答を記入して送信して下さい。
メールの返信ボタンを押すと、メールの宛先が publisher.mag2.com のドメインになっている場合があります。
それでも、私のところにメールが届きますのでご安心ください。

■ブログ、facebook、ツイッターなどでこの問題をご覧の方:
お手数ですが、当勉強会の公式サイトのお問い合わせページから、メールで解答をお送りください。
メール本文に、上記問題文と解答をご記入の上、ご送信ください。
お問い合わせページ:https://money-study.net/contact.htm


皆様からの解答は、次の日曜日の23:59まで受付します。
解答とお返事の配信は、次の火曜日を予定しています。
もし分からない問題があっても、がんばって調べて答えを出してみましょう!
メールでいただいた皆様からの解答には、直接のお返事は差し上げませんが、
次回のメールマガジンにて解答、お返事を差し上げてます。



それでは、皆様からの積極的な解答を、お待ちしています!
 

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2018年04月10日

FP1級通信添削.8の解答解説:事業者向け賠償責任保険に関する問題

前回の、FP1級通信添削の解答・解説をお届けします。

今回は、あえて記述式の問題にしてみました。
4つの選択肢からもっともらしい1つを選ぶというスキルではなく、人に説明できるスキルを要求する問題でした。

ちょっと難しいと感じられたかもしれませんね。
そのせいもあってか、いただいた回答は少なかったですが、今回も回答を送っていただいた方の内容を踏まえて、解答と解説をお送りします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    2018年1月 FP技能士1級学科 基礎編 問14(一部改題)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1) 看板業者が、看板の取付け工事中に誤って工具を落とし、通行人を負傷させた場合に、通行人に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって生じた損害は、どのような保険で補償できるか、答えなさい。
また、その保険の概要についても簡単に説明しなさい。


■お送りいただいた解答

請負業者賠償責任保険が使えます。
請け負った工事を行うために、所有、使用、または管理している施設がもとで
他人に危害や損害を与えて、賠償責任を負った場合に使用できます。
自社側の損害には使用できません。


■お送りいただいた解答

この損害は請負業者賠償責任保険で補償されます。この保険は被保険者が
請け負った工事中に工事遂行に起因して第三者の身体または財物に損害を
与え、被保険者に法律上の賠償責任が発生した場合に補償するもの。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━


解答ありがとうございました。請負業者賠償責任保険についての記述ですね。
工事などの請負業務において、第三者に損害を与えた場合の賠償責任を補償してくれる保険です。
対人と対物の両方の賠償責任に備えることができます。

FP1級試験では、さまざまな事業者向けの保険の出題があります。
イメージがわきにくい場合はインターネットで検索して、いろいろな保険会社で販売されている保険商品を見比べてみることをお勧めします。
試験対策テキストよりも、情報がまとまっていてわかりやすく掲載されていて、参考になりますよ。

実際に調べてみると、同じ請負業者賠償責任保険であっても、保険会社によって保障範囲に微妙な差が見られたり、保険料にも違いがあることもわかります。

この請負業者賠償責任保険で支払われる保険金を私も調べてみましたが、個人向け自動車保険の対人賠償と同額の保険金であっても、保険料はずいぶんと高いですね。
事業向けの保険であること、また交通事故と比べて事故率が高いからなのかな、と思います

たびたびニュースでも、工事現場の看板が落下して下を歩いている人にぶつかったり、クレーンが横転する事故が報じられています。
工事現場での事故は大きな損害を生むものですから、多少保険料がかかっても、保険でカバーするニーズはあるのでしょうね。
もちろん、事故を起こさないようにお仕事をしていただくのが、一番大切なことですけれどね。

では、次の問題の解答を見てみましょう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2) 自動車整備工場が、整備工場内で火災が発生し、顧客から預かった自動車を損傷させた場合に、顧客に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって生じた損害は、どのような保険で補償できるか、答えなさい。
また、その保険の概要についても簡単に説明しなさい。


■お送りいただいた解答

受託者賠償責任保険の一種である自動車管理者賠償責任保険が使用できます。
自動車を預かる業を行っているものが、自動車を傷つけたり、盗難等で返却できなくなった時に自動車の持ち主に対しての賠償責任をカバーしています。


■お送りいただいた解答

この損害は自動車管理者賠償責任保険で補償されます。この保険は被保険者である自動車整備業者が業務として顧客けら車を預かった際に被保険者の施設内において顧客の車を汚損、毀損、滅失等の損害を与え、被保険者に法律上の賠償責任が発生した場合に補償するもの。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━

こちらの問題も、回答をいただきありがとうございました!
自動車管理者賠償責任保険の説明で、あっています。

自動車管理者賠償責任保険は、受託者賠償責任保険の自動車版といったところでしょうか。

受託者賠償責任保険は、顧客から預かったものに対する汚損、盗難、紛失等の損害を補償してくれます。
しかしこの保険は、自動車を取り扱う事業や、旅館業など、一部の事業は補償の対象外となっています。

そこで、その事業に特化した保険として、自動車を預かる事業においては「自動車管理者賠償責任保険」がその役割を担っているのです。
別の保険となっている理由は、損害額や事故の頻度が、他の事業と比較して大きいからなのでしょうかね。



では最後に、いただいた一言コメントもご紹介します。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★保険関係の問題は、とても苦手です。
今回の問題は、ネットで調べて答えてみたのですが
事業者向け保険には、様々な種類があって複雑ですね。
合っているかどうかも??ですが、
調べてみる良い機会になりました。
ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ここまで━━━

保険の業界で仕事をしている人でなければ、なかなかこのような事業者向けの保険について知る機会はありませんよね。
この機会に、知らない保険に出くわしたら、積極的にインターネットで調べてみて下さい。

各保険会社が出している保険商品に触れることも、1級試験対策になります。
インターネットでこれらのページを見ることができますが、試験対策テキストよりも情報量が多く、企業向けの保険を体系的に学ぶこともできます。

FP1級学科試験では様々な事業者向けの保険が出題されますが、幸いなことに深いところを突いてくる問題は少ないです。
広く事業者向けの保険を知っていることが、得点アップのコツですよ。
このように試験対策テキストだけでなく、外部のサイトも積極活用して、1級合格に必要な知識を拡充していってくださいね!


次の問題は、明日に配信しますので、お楽しみに!
 

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